ヘンリーの法則を簡単に解説!【化工のお部屋】

こんにちは。化工見習いです!

今回は、ヘンリーの法則を簡単に解説しようと思います!

目次

ヘンリーの法則とは

ヘンリーの法則とは

低濃度の実在溶液において溶質の蒸気圧は、その溶質のモル分率に比例する

というものです。式は下のようになります👇

\(\ p_B=x_BK_B\)

\(\ p_B\):成分Bの蒸気分圧

\(\ x_B\):成分Bのモル分率

\(\ K_B\):経験的に求められる係数(圧力の次元)

溶質Bがヘンリーの法則に従い、溶媒Aがラウールの法則に従うような混合物を、理想希薄溶液といいます。

問題例

ヘンリーの法則を利用した簡単な問題例を紹介します。

[問題]25℃における酸素の水中モル濃度を求めよ。大気における酸素分圧21kPa,

\(\ K_{O_2}=7.9×10^4\) kPa・kg/molとする。

\(\displaystyle b_{O_2}=\frac{p_{O_2}}{K_{O_2}}=\frac{21}{7.9×10^4}=2.9×10^{-4}\) mol/kg

この希薄溶液の密度を\(\ 0.997\)kg/dm^3とすると

酸素のモル濃度は、\(\ [O_2]=2.9×10^{-4}×0.997=2.9×10^{-4}\)mmol/dm^3

と求められる。

おわりに

ヘンリーの法則の解説は以上になります!

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

併せて押さえたいラウールの法則についてはこちら👇

あわせて読みたい
ラウールの法則を簡単に解説!【化工のお部屋】 こんにちは。化工見習いです! 今回は、ラウールの法則を簡単に解説しようと思います! ラウールの法則とは ラウールの法則とは 「成分Aの蒸気分圧は、成分Aのモル分率...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

化学工学専攻/GPAが低めな大学院2年生
戦績:化学工学技士(基礎)S / TOEIC 890点 / 危険物取扱者甲種/高圧ガス製造保安責任者(甲種化学) / FP3級 / MOS Excel Expert / ITパスポート
特性 : 飽き性
趣味 : Netflix, Youtube視聴
勉強中 : 基本情報技術者
化工見習い:見習いレベル3

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次