こんにちは。化工見習いです!
つい昨日、高圧ガス製造保安責任者-甲種化学の【学識】および【保安管理技術】を受験しまして、その報告まとめます!
11/14追記
11/12日実施の高圧ガス製造保安責任者の【法令】を受験しましたので、まとめます。
高圧ガス製造保安責任者とは
高圧ガス製造保安責任者とは超簡単に言うと、「石油化学コンビナートなどの高圧ガス製造所で、保安に関するお仕事ができますよ」という国家資格になります。
一口に言っても、資格には種類がいくつかあり、難易度や種類に応じて資格保持者として出来ることの幅が変わってきます。
取得を考えている人は、高圧ガス保安協会のホームページや過去問などで調べ、自分の専攻と合っているか、取得可能かどうか、検討してみてください^^
甲種化学という種類では2種類の取得コースがあって、
1. 国試×3コース
2. 検定×2+国試×1コース
の2つがあります。これも各自調べてください。基本的には2. 検定×2+国試×1コースをお勧めします。
この記事では、私の受けた甲種化学(検定×2、国試×1)についてまとめていきます!
【学識】の予想点と【保安管理技術】および【法令】の採点結果
学識・・・80点(予想)
保安管理技術・・・11問/15問中
ということで、保安管理技術は合格で、多分学識も大丈夫なので、多分合格ですね!(後日、講習修了証が届きました!)
11/12実施の法令につきまして追記します。
法令・・・17問/20問中
と、こちらもしっかり合格できました!
教材
購入した教材は
学識、保安管理技術、法令の全体で過去問(5年分)教材を1つ。
学識・・・演習用を1つ
保安管理技術・・・テキスト1つ
高圧ガスを受ける人はみんな同じものを買うと思うので、教材選びは楽で良いですね。
勉強時間
次に勉強時間を紹介したいと思います。
保安協会から送られてくる検定対策の動画は、学識、保安管理技術、法令について7時間ずつとなっていました。この時間を除いて、以下が私の行ったおおよその勉強時間になります。
学識
計算問題集を解く-30時間
過去問を解く-10時間
ガス各論-25時間(性質・特徴、用途、製造法すべて丸暗記)
保安管理技術
過去問を解く、やり直し-15時間
法令
過去問を解く、やり直し-20時間
の計 100時間程度でした。
勉強時間的にも、危険物甲種よりも難しいことは容易に分かりますね。
攻略のポイント
高圧ガス甲種化学の攻略にはいくつかポイントがあります。
①ガス各論への時間の割き方
私もそうですが、特に障壁となったのは「ガス各論」です。これが厄介な代物です。理由は以下👇
1.これは35種ほどの物質や化合物に対してその性質、用途、製造法を覚えるものなので鬼キツ。
2.【学識】で20点分、【保安管理技術】で2問/15問分がガス各論から出題されるので、比重が無視できる程小さい訳ではない。
3.の割に問題で問われる物質が少ない(実際の問題を見て頂ければ分かるが、35個覚えてもほとんどは点数につながらない。
4.特に【学識】において難易度が年によってだいぶ違う。
これらの理由により、「ガス各論」とは「全部覚えるのは大変だけど、全部覚えたら確実に得点源になる。全部覚えないなら運ゲー」という立ち位置になります。
ただ、やった身としては、計算問題が得意で、他の学識分野で点数が稼げる人や、何度も受けるチャンスがある人なら無理にやらなくてもいいと思いました。(出やすいところだけ覚える)
②【学識】では計算問題を確実に取る
【学識】では計算問題65点/ガス各論20点/語句説明15点となっていますが、この計算問題の65点をどれだけ取れるかが勝負になってきます。というのは先ほど述べた「ガス各論」のやりにくさも理由の一つですが、もう一つは「語句説明」の対策が少しやりにくいというのがあります。
語句説明は的が絞れないうえに、「対策せずとも雰囲気なら書ける」というものが意外と出てきます。
それに比べ、高圧ガスの計算問題は難しくないうえに出題されるものは大体決まっていますから、比重も大きな、計算問題を確実に取れるように対策することが効率的です。
③【保安管理技術】と【法令】は過去問を完璧に
最後に【保安管理技術】と【法令】ですが、これは最低限「過去5年分の過去問を完璧にしておく」ことが大切です。【保安管理技術】と【法令】は選択肢問題ですから、これを完璧にしておくだけで選択肢もかなり絞れ、合格ラインの60%を狙えるようになります(傾向が変わらなければ)。
最後に
*検定コースの方へ 【学識】および【保安管理技術】は合格すれば今後一切の受験必要がありませんので、気楽に【法令】を受けてください^^
みなさんも興味があれば是非受験してみてください!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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