こんにちは、化工見習いです!
化学工学技士(基礎)2021年のB問題を解いてみました!
割と自信ありますが、もし間違っているところがあればご指摘ください。。
目次
2021年-B-解答
2021-B1
2021-B2-1
2021-B2-2
2021-B2-3
図
2021-B3-1
2021-B3-2
2021-B3-3
振り返り
B1.フィルター
1).捕集効率は
フィルターにぶつかる粒子数/フィルター断面積と同断面積に存在する粒子数
で考ることができます。
要は、捕集されうる気流の断面積/フィルターの断面積で求めることができます。
2).フィルター捕集の基礎なので、問題なく解けると思います。
B2-1.蒸留
e.この問題は悩まされました笑
個人的な見解としては、「留出」ではなく「流出」なので、おそらくコンデンサに流れるものではなく、下段へ流れ落ちる液の組成(つまり最上段での気液平衡液組成)を問われているのではないかと思います。
f,g
段数を変えず、還流比を大きくした場合、分離性能は上がります。(その分得られる濃縮液の量は少なくなります。)このことから、
f.留出組成が95%→92%へ小さくなっている(つまり分離性能が下がっている)ため、当然還流比は小さくて済みます。
g.缶出組成が3%→2%へと小さくなっている(つまり分離性能が上がっている)ので、還流比は大きくなります。となると、より多くの液を塔内に戻すことになり、当然リボイラーの負荷は大きくなるので必要加熱量は大きくなります。
慣れると、下図のようなイメージが湧き、時間をかけずに答えられるようになります。
B3-1.反応工学
1),2)この問題にもまんまとやられました笑
反応原料AとBは混合されていない状態で供給され、反応器入口で初めて混ざります。
またA,Bそれぞれ流量は同じです。よって、
各初濃度は問題文に記載の濃度の半分ということになります。
原料A初期濃度3.0mol/dm3、原料B初期濃度2.0mol/dm3でやっていてはどれだけやっても解けません(T-T)
B3-2.吸着
液相回分吸着なんてものは初めて知りましたが、こちらは誘導がしっかりあって、問題なく解けると思います。
B3-3.プロセス制御
B3-3.
最後の語句問題ですが、正直まだどこら辺がカスケード制御なのか分かっていません(T-T)
他の選択肢は違うと思うので答え自体はあってるはずですが。
解決しだい、追記していきます
終わりに
解説を入れていない所は、割と誘導もしっかりあって解けるかと思います。
何か質問やご指摘などありましたら、コメントの方よろしくお願いいたします!
他の年の解答も載せていますので、是非ご覧ください!
2021年度解答はこちら!!👇
2019年度解答はこちら!!👇
2018年度解答はこちら!!👇
2017年度解答はこちら!!👇
コメント
コメント一覧 (3件)
院試勉強で大変お世話になっています。3B-1の2)で「量論比、流量比より」とありますがここがわからないのでもうすこし詳しく教えていただきたいです。
コメント有り難うございます!!
こちらは
「まず量論比が1であるため、Bのモル減少量とAのモル減少量は同じ。
加えて、供給流量比が1であるため、Bの濃度減少量とAの濃度減少量は同じである。」という意味です。
はしょっているため確かに分かりにくいです。申し訳ありません。。
教えていただきありがとうございます!