こんにちは。化工見習いです!
今回は化学工学技士(基礎)2021年のA問題を解いてみました!
最後に振り返りをしていますのでよければご覧ください。
2021年-A-解答
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では、振り返りをしていきましょう。
A1.計算
2)この問題では、vol%の定義が一番重要でした。分子が、「混合前の純エタノールの体積」であるため、いくら希釈したところで、この問題ではメタノールの体積は変わらない事が分かれば解けるかと思います。
A3.収支(吸収)
1)の問題文は所見ですぐに理解できませんでした笑
SO4中には、SO3が常に質量比で80/98だけ存在することに気づくと解けます。
3)は解き方には自信あるのですが、選択肢の「9050」と少しだけずれていて、不安なところです。。
A4.流動
次元解析問題でした。最後の問題は人それぞれ計算の工夫があると思いますが、私は層流と乱流で異なる「f」のところと、それ以外で分けた上で、「d」の関数としてまとめました。
A5.伝熱
ここで難しかったのは最後の問題で、もはや応用数学です笑
微分方程式が苦手で解けないよ!という場合は
まず選択肢の式にそれぞれ初期条件を与えると、(1)がT=T0にならないため、
(2),(3),(4),(5)まで絞れます。
次にθ=∞で温度変化はなくなり、q=UA(T-Tm)となるはずなので、
(3),(4)まで絞れます。
最後に、再びexp指数部を見ると、(3)は熱容量に反比例し、(4)は熱容量に比例しています。
当然、温度は熱容量が大きければ上昇しにくいため、
答えは(3)と分かります。
A6.自触媒反応
自触媒反応の問題でした。自触媒反応では、反応速度が極値を持ち、極値までは反応速度が大きくなる代物でした。
追加ですが、極値まではCSTRの方が反応器体積が小さいですが、極値以降の濃度から反応を開始する場合は、PFRの方が反応器体積は小さくなります。
A8.熱力学
クラペイロン式からクラウジウス-クラペイロン式への変形は👇の記事で紹介しています!
終わりに
2021年度 化学工学技士(基礎)Aの解答解説は以上になります。
「分かりにくい!」、「間違っている!」などはコメントの方によろしくお願いします。
その他の年の過去問もアップしていく予定ですので、是非ご覧ください!
2022年度解答はこちら!!👇
2019年度解答はこちら!!👇
2018年度解答はこちら!!👇
2017年度解答はこちら!!👇
コメント
コメント一覧 (2件)
B問題の解答もお願いします!
コメントありがとうございます!
1ヶ月ほどお待ちください><